HYPER SBI 2

来年の定年に備えて、ほんの少しだけ株をやっています。

株歴は割と長くて、バブルの直前つまり1986年から、医局の先輩に勧められて始めました。
家系的に博才がないので絶対にやらないつもりでしたが、先輩がしつこく勧めるので、それなりに情報を集めてから先輩お勧めの「住友化学」を250円で10,000株購入。

今から考えたら、そんな大金をいきなり突っ込むのは危険すぎるのですが、その直後からバブルが始まりました。

猛烈な勢いで株が上がるので、有り金をほとんどつぎ込んで次々と売買しました。

バブルが弾ける前に、住宅を購入して株をすべて現金化したおかげで、まったく偶然にバブル崩壊の被害はありませんでした。本当にすべてが奇跡的にうまく行って私は一軒家を手に入れました。
でも、バブルが始まる前に一軒家を買った方が遥かに安く済んだのですが。

その後は、外科医としての仕事があまりにも面白くて、外科医を引退するまでの20数年間、株を買うことはありませんでした。外科医を引退後に、株をやっている人から勧められて再び株を買い、これまたよくある話ですが、過去の単なる幸運を自分の実力と思い込んでしまい、少し損をしました。

その後はすぐに基本的な考え方を修正し、少しずつではありますが確実に利益を出せています。

今後も基本的には、株ではあまり負けない気がします。
博才はありませんが、こういうものは麻雀に似ていて、私より弱い人の方が多ければそれほど負けないものだと思っています。

基本は NISA でバリュー株・長期・分散

これはよく言われることですが、長期・分散が基本だと思っています。

配当はできれば 3 % 以上で、ほとんど潰れない会社(例えばトヨタ・キヤノン・三菱商事など)を選んで、NISA で購入します。

上級者たちが言っているように大切なのはエントリーポイント、つまりいくらで買うかです。
本当のプロは順張りで買うのでしょうが、私は多くの素人と同様に逆張りで買います。
株価は結局大きなうねりで動いているので、その平均よりは下で買いたいと思っています。

長期目線ですが、上がり過ぎたら売却します。長期的に見れば、株は一途に上がることはほとんどなく、いつかはまた下がってきます。なので、最初からある程度のターゲットラインは決めています。

現物の空売り

空売りは信用売りですが、かなりの危険性を伴い、「買いは家まで、売りは命まで」と言われるように信用売で失敗し自殺した人はいるようです。

でもそんな危険なことを何故するのかと言うと、株は下げのスピードが速いからです。
下がると思ったら空売りを仕掛け、下がったところで買い戻せば短期間に利益を得ることができます。

空売りはとてもリスクがありますが、条件さえ整えば、それほどの危険性はないと思います。

その条件とは、自分が保有している株の空売りであることと逆日歩がかからないようにすることです。

保有株の空売りであれば、暴騰した時に現物も上がるので危険性はありません。

ある株を使って、この方法で空売りを練習してみましたが、最初から腰が引けているのでそれほどの利益は今の所出ていません。

本物のプロたちも、空売りせずそのまま売ればいいではないかという意見が多く、現在のSBIのアクティブプランでは 1 日 100 万円までの売買に関しては手数料がかからないので空売りはやめた方がいいかもしれません。

デイトレード

暇な時に株をその日のうちに買って売るという「デイトレード」をしてみました。
今のところ割と勝率は高いです。
おそらく、クセがわかっている株だからでしょう。

デイトレードの原則は当然ながら「明日に持ち越さない」ということですが、そこまで危ない株に手を出すことはないので 1 週間程度は待つこともあります。こういうのを「スイングトレード」と言うようです。

テクニカルは参考になるの?

最近、YouTuber の RadiOyazi さんの動画をよく見ます。

60代前半の方ですが、白髪頭は私とよく似ており、表情も声もとても穏やかで癒やし系で、内容も高度ではありますが参考になるものばかりです。

RadiOyazi さんの口癖が「すべてはチャートの中にある」で、テクニカルを駆使して今後の展開を予想していきます。

RadiOyazi さんの動画を拝見して、自分が如何に何も知らなかったかを思い知らされました。
もうちょっと知識が必要と痛感しました。

HYPER SBI 2

そこで、いろいろ調べて HYPER SBI 2 という SBI 証券のアプリをコンピュータにインストールしてみました。
例によって、linux 版はなく windows だけですが。

ただ、この HYPER SBI 2 はまだ未完成品かもしれません。
何だかバグが多い感じがします。

RSI(Relative Strength Index)

ある簡単な式で求められますが、これが 30 以下になったら買いのサインで、70 以上になったら売りのサインのようです。

下の図はエムスリーの5月2日のチャートです。

確かに、RSI が 30 を下回った時点で買いを入れ、70 を超えたところで売れば利益が出ますね。

でも、午後の相場では以下のようなシーンがありました。

RSI が 30 を下回るのは 2 回ありますが、その後あまり上がっていません。
下がってもいませんけどね。

当然ながら RSI だけで売買はできませんが、大いに参考にはなると思います。

MACD(Moving Average Convergence/Divergence)

買いのタイミングは、あるサイトによると「MACDの調整がなだらかになり、シグナルを上抜けるとゴールデンクロスといって買いのタイミングです。」

なるほど、これも参考になりますね。

売りはその逆なんでしょう。

アメリカのリセッションと日経平均

最近の日経平均は 29,000 円を超えて来ました。
アメリカがインフレ対策で政策金利をどんどん上げているにも拘らずです。

少し前までは、多くの専門家がアメリカは必ずリセッション(景気後退)に陥ると言ってました。

私はそれを信じ、現在株はほとんど持っていません。
アメリカがリセッションになれば日本も無事では済まず、日本株もかなり暴落するはずです。

岸田首相は、破綻が見えている年金制度を埋めるべく、新しい資本主義とかわけのわからないことを言い出し、金融資産倍増計画を実現するために株を何とか上げようとしていますが、アメリカのリセッションによって少なくとも短期的にはその構想は頓挫すると思っています。

事態が落ち着くまでは、RadiOyazi さんの言うように「しょぼトレ」をするのが無難です。