2022年度本屋大賞第2位になった、ハッピーエンドの恋愛もの。
恋愛ものというくくりは変かもしれませんが。
青山美智子さんて知らないなぁとか思っていたら、2021年6月に「お探し物は図書室まで」という本を購入して書評まで書いてました。この本の題名なら憶えてました。面白かった内容もそれなりに。その本も本屋大賞第2位だったようです。
ジャック・ジャクソンのエスキース
この絵がどの話にも出てきます。どんな絵?
ジャック・ジャクソンなんて実在しているわけないよなぁ。
そう、当然ながら実在していません。
作者がインスパイアされた絵は、U-ku さんという人の「春一番」という絵だそうです。

内容的にはこれはジャック・ジャクソンのエスキースではないんでしょう。
でも、とてもいい絵ですね。
Youtube に作者と U-ku さんのインタビュー動画がありました。
理想の男女関係
ネタばらしは良くないので少し脱線しますが、かなり昔ある女性から面白い話を聞きました。
理想の男女関係に関してです。
理想の男女関係とは、
- 基本的に相手のことがとても好きであること。
- お互いが、経済的に完全に独立していること。
- 楽しく過ごす時間が過ぎたら、バイバイと言って別々の家に帰ること。
これを聞いた時、3番目はないんじゃないかと思いました。
しかし、いい年になった今ならわかります。
女性は、相手がいくら好きでもずっと一緒に居たいわけではないということです。
夫が定年でずっと家にいることになると、夫源病を発症する妻も多いようで、そして夫自身がそのことに気付いていないことが多いようです。
しかしそうは言っても、多くの人は小さい家を1軒しか持っていないので、実際にできるのは
- 夫の方が外に出て妻を自分から開放してあげる。
- 家の中で過ごすなら、料理などを作って家事に協力する。
くらいでしょうか。
近所には70歳前後で目的もなく歩いているように思える高齢者をよく見かけますが、その多くは奥さんに言われて仕方なく長い散歩をしているんじゃないかと思います。
私はそういう爺様たちをノラネコに引っ掛けてノラジジイと読んでいます。
私ももうすぐ「ノラジジイ」の仲間入りです。
本の値段が上がった
またまた全然関係ないのですが、最近本の値段がとても上がったように思います。
この本は、ソフトカバーで 210 ページほどですが 1,650 円もします。
1年前と比べてかなり高くなった印象です。
円安による物価高がどんどん進んでいるんでしょう。
18年前に家を改築して壁一面を本棚にしたので、それを埋めるために単行本で購入してきたのですが、まだ空いてるスペースがあります。
でも、年金生活になると高い本は多分買わなくなり、文庫本を買うようになると思いますが、文庫本は字が小さすぎてとても読みづらい。
妻は、
「今まで買った本を古い方から読み返してみたら? どうせ内容は忘れてるんだから。」
と、とても優しい言葉をかけてくれます。