私は生来、頭が大きく首が細かったたため、その危険性があると以前から思っていましたが、2017年5月に頚椎症になりました。
最初の症状は、左肩の痛みと左手の親指と示指のしびれでした。
鎮痛剤などでやり過ごせるかと思ったのですが、どうしても改善しなかったので、2018年の12月に頚椎症の手術(MacF)を受けました。
1回目の手術で C5-6 の椎間孔を拡張したのですが左手のしびれが残ったため、その後半年くらいして C6-7 間の手術を追加しました。
しかし、左手の痺れは完全には取れませんでした。
それでは手術は失敗したかというと、ちょっと微妙なのは、起床時には痺れがなくなっていて、長時間頚椎に重力がかかると痺れが出てくるのです。
おそらく、骨による神経の圧迫は解除されたのですが、骨に代わって結合組織が神経を圧迫しているのではないかと思います。
リリカ(一般名:プレガバリン)
何らかの原因により神経が障害され、それによって起こる痛みを「神経障害性疼痛」といいますが、頚椎症は正に「神経障害性疼痛」です。
私の症状としては痺れの他に時々ピリッとした痛みに突然襲われます。それほど強いものではないのですが、とても煩わしいものです。
こういう「神経障害性疼痛」に対する薬剤がリリカです。
リリカの作用機序
リリカの薬理作用はCaチャンネルの阻害によるものです。

神経が傷害されると、神経伝達物質が放出されて痛みを感じるのですがその際にCaチャンネルを通してCaが神経細胞内に入ってきます。
リリカはこのCaチャンネルをブロックすることによって、神経伝達物質の放出を抑制し痛みを軽減します。
用法・容量
神経障害性疼痛初期1日150mg,2回分割経口投与。その後1週間以上かけて1日300mgまで漸増。1日最高600mg,2回分割経口投与。
注意点
腎機能(クレアチニンクリアランス)に応じて減量する必要があります。