生きるということ:E.フロム

翻訳が悪いのか、私の理解力が低いのかわかりませんが、とにかくわかりにくい本です。

「持つこと」と「あること」

「持つこと」とは「to have」でわかりやすいのですが、「あること」(to be)とは何なのかが今一つわかりません。

「持つこと」とは、

持つ方向けは西洋の産業会の特であそこにおいては欲が人生の支配的な主となてしまた。

この「持つこと」に対して、「あること」とは、

持つことと対照をなすもので、生きていること、世界とびついていることを意する。あることのもう一つのは見えることと対照をなすもので、あることの語源に例されているように(バンニスト)、の外とは対照に、人あるいはの本性、の現実に言及するものである。

とても難しい言い回しです。

また、「あること」と「持つこと」の違いは、

 ある様式は、今ここにのみ存在する。持つ様式はただにのみ、すなわち、過去、現在、未来のに存在する。
 持つ様式においては、私たちは過去に蓄積したものに縛られる。、社的知識、子。私たちは過去について考える。そして過去の感(あるいは感われるの)を想起することによて感る。(これが感の本質である。)私たちは過去である。私たちは、私は私があたとこのものであるうことができる。

昔読んだ禅の本には、「いま、ここ、自分を生きる」というフレーズがあったと記憶していますが、「あること」とは正にそういうことかもしれません。

過去を後悔せず、未来を憂えず、ただ今だけを生きる — というのは何となくわかりますが、実践はとても難しいと思います。