印刷状態の悪い古い本だと ocr の誤認識が凄まじい数で発生します。
部分的には字が消えている(あるいはきちんと印刷されていない?)ため、認識することはできず全部処理するのに一日以上かかりました。
バイオフィリアとネクロフィリア
ネクロフィリアとは屍体に性的な感情を抱くことですが、この本ではそういうことではなくバイオフィリアの真逆の状態として書かれていると思います。
バイオフィリアのイメージは、
強引に他人の足を引っ張ったり、金のために人を裏切ったり、人の悪口を常に言ってみたり、そういうのがネクロフィリアということかと思います。
禁煙は何故失敗するか
私は、25年ほど前に禁煙しましたが、禁煙を決心しては挫折するということをおそらく100回以上繰り返しました。
最終的には禁煙できたのですが、相当苦労しました。
現在でも、多くの人が禁煙を決心しながら実現できないでいます。
ナルチシズム
自分が嫌いな人はあまりいないと思いますが、最近のネットを見ていると度を越したナルシストがたくさんいるようです。
自由
年齢の割に元気な患者さんは、酒を飲まない人が多い感じがします。
飲むとしても本当に少量です。
私は、最近までは週3日は休肝日を作っていると自慢していましたが、そもそも飲酒をなぜするんでしょう?
それは、単なる習慣だと思っています。
そして、私は多飲することが習慣化されているので、割と飲みすぎてしまいます。
ほろ酔いがいいのに、もっと飲むともっと気分が良くなるかもしれないと飲んでしまうのですが、経験的にそうはなりません。
自由が「理性、健康、幸福、良心の声に従う能力」なのであれば、現在の私はアルコールに関してはとても不自由だということになります。
以前は、月・火・金と苦もなく禁酒できていたので、習慣飲酒をやめると決心すればできないことはないはずですが、こびり付いた習慣を「脱習慣化」するにはおそらく3ヶ月ほどかかると思います。
くよくよと考えず善を行え
年を取ると昔のことがかなりの後悔を持って思い出されます。
なんであんなことしたんだろうって。
いいこともあったはずなのに、ネガティブな思い出ばかりがよみがえります。
私は昔からこんな感じのクヨクヨ考えるタイプでした。
こういう人間にとって、この本にはなかなかいいことが書いてあります。
生産的に生きる
この本の中で最も好きなフレーズです。
以前から、ホームページの方に提示して暇があれば見ていました。
無能な者や不具者は自尊心が傷つけられたり砕かれると、その回復の手段として頼れるものはただひとつしかない。 つまり「眼には眼を」というたとえのように復讐することだけである。一方、生産的に生きている人にはそういう必要はほとんどない。 たとえ傷つけられ、侮辱され、損害を与えられても、生産的に暮している過程そのものが過去の傷を忘れさせる。生み出す能力というものは、 復讐の欲求よりも強いことがわかる。