ケーナの練習を毎日少しずつ継続していますがなかなか成長しません。
これは予想されたことですが、若いうちならともかく70歳近くなるといろいろあって、練習の成果が出にくくなっているようです。
成長曲線
40年ほど前に、観察データを成長曲線に対して曲線回帰できないかと考えたことがありました。
成長曲線というのは私の記憶では、植物の葉の大きさを時間の経過で追っていくと、特徴的な S の形を描くというものでした。
しかし今いろいろ調べてみると、成長曲線はロジスティック式というもので人口増加のシミュレーションに使われるようです。
40年も前の記憶なので、どこかでショートしているかもしれません。
ネット検索すると以下のような数式です。
私の記憶でも、確かこんな感じの数式だったと思います。
$$
N=\frac{K}{1+e^{−aK(x−x0)}}
$$
python で描いてみる
python で実際に描いてみます。
https://python.atelierkobato.com/logistic/から頂きました。

私の今後を予想してみる
持って生まれた才能や、年齢や、情熱やらによって成長度合いは変化すると思いますが、私の場合はどの程度成長するのかよくわかりません。
そこで、上の式をいろいろといじって描いてみました。
下の図は、横軸は時間で縦軸は成長度です。

最初の頃はなかなか成果が上がらず、しかしそのうち break-through が起こって一気に上達し、その後は平衡状態に達するという感じでしょうか。
しかし、一気に上達するというのもそう単純ではなく、もっと詳しく検証すると step-wise に小さな壁にブチ当たりながら一つ一つ乗り越えて最終目標に達するというふうに私は考えていました。
現在の自分を客観的に分析すると、緑の線になるだろうと思います。
自虐的でも何でもなく本当にそう思います。
つまり、時間をかけてもなかなか成長せず、成長速度も緩やかで、最終到達点は低い。
昔は、根拠もなく青い線のように上達すると思い込んでいました。
確かにジャンルによってはそうなったものもあるのですが、例えば球技に関しては才能ゼロで、緑の線のようにしかなりませんでした。
健康法としてのケーナ
この 2 年ほどの間に何回かケーナを始めては挫折しました。
音も簡単に出ないので、すぐに嫌になってしまうからでした。しかし、今は少し違います。なかなか進歩しないのですが、もうやめることはありません。
現在の練習状況は、

ほぼ毎日少しずつ練習しています。
音もある程度出るようになってきました。
ケーナの練習によって、いいことが少なくとも 2 つあると思っています。
- 両手を使ったトレーニングは、脳トレにもなっている。
- 息を大きく吸い込んですべて吐き出すのは、横隔膜の筋トレになっている。しかもとても気持ちがいい。
これだけでもケーナを練習する意味はあると思っています。
おそらく、時間をかければ「コンドルは飛んでいく」までは行けると思っています。