どんな本?
ジャンルはSFホラー?SFファンタジー?
とにかく、月に関連した有り得ない世界の話です。
テーマは「月と狂気」でしょうか。
昔、英語の先生が lunatic という言葉には「狂気の」という意味があり、狼男が満月の夜に変身するのも月の持つ不思議な力によるものと西洋人は考えていると説明されました。
もう 50 年も前の話ですが、なるほどと思ったので今でも憶えています。
私は英語の単語を憶えるのが苦手だったので、こうした講義をもっとして欲しかったと思いますが、昔の先生はそこまで熱心ではありませんでした。現在でいうと林修先生のような先生と出会うことはできませんでした。
内容
3話で構成されています。
1話は自分とそっくりな人間と入れ替わるというよくあるストーリー。
これは面白く、あっという間に読んでしまいました。
2話は「月影石」で不思議な夢を見る話。
3話は致死的な感染症とグラディエーターの話。
この話は、正直なところ長すぎて少々疲れてしまい、読み終えるのにちょっと苦労しました。
全体的には、それなりに面白かったのではないかと思います。