linux mint に nas をマウント

内視鏡データを dicom にすると容量が大きくなるのでコンピュータ本体には置いておけません。
NAS などの外部に保存する必要がありますが、storage として NAS を利用するには、linux mint で NAS をマウントすると便利です。

NAS 側の設定

NAS は synology の DS 215j です。

NAS の「コントロールパネル」→「ファイルサービス」→「NFSサービスを有効化」

「コントロールパネル」→「共有フォルダ」→「DICOM」を選択して「編集」→「NFS権限」で、linux mint の IP アドレスを登録します。

linux mint から NAS をマウント

まずはマウントポイント作成。


mkdir /mnt/nas

マウントします。


sudo mount 192.168.0.21:/volume1/DICOM /mnt/nas

nfs-common のオフラインインストール

nfs-common が入っていなければインストールする必要がありますが、オフライン環境であれば以下のようなシェルスクリプトを作成してインストールします。


#!/bin/bash

sudo dpkg -i libnfsidmap2_0.25-5.1_amd64.deb
sudo dpkg -i libtirpc1_0.2.5-1.2ubuntu0.1_amd64.deb
sudo dpkg -i rpcbind_0.2.3-0.6ubuntu0.18.04.4_amd64.deb
sudo dpkg -i nfs-common_1%3a1.3.4-2.1ubuntu5.5_amd64.deb

恒久的なマウント

システム起動時に NAS をマウントするようにします。

「/etc/fstab」の最後に以下のように追加します。


192.168.0.21:/volume1/DICOM /mnt/nas nfs defaults 0 0

確認します。

まずは、マウントを解除。


sudo umount /mnt/nas

手動でマウントします。


sudo mount -a
ls /mnt/nas

手動でマウントできれば起動時にマウントされるはずです。

「/etc/fstab」の記述が間違っていると、linux を再起動した時にエラーですぐには起動できないことがありますが、エスケープキーで起動はできると思います。

読み取り専用でマウント


sudo mount -t nfs -o ro 192.168.0.21:/volume1/MMR_PKG /mnt/nas/MMR_PKG

恒久的なマウントは「/etc/fstab」に


192.168.0.21:/volume1/MMR_PKG /mnt/nas/MMR_PKG nfs defaults,ro 0 0