水の確保ができたとして、料理するためには加熱するための道具と燃料が必要です。
私の場合は、普段からイワタニの「炙りや」で焼き鳥を焼いていますが、通常のカセットコンロも持っています。
なので、このイワタニのカセットコンロとガスボンベをいくつか用意しておけばいいと思うのですが、一体いくつ用意すればいいんでしょうか?
ガスボンベの燃焼時間
イワタニのホームページによると、3000Kcal/h のカセットコンロにガスボンベ(250g)を装填して強火で1時間もつそうです。
私の持っているのは「達人」というもので 2800 Kcal/h でスペック的にはそれほど違いはありません。

一体何本のガスボンベが必要なのかは実験をしてみなければなりません。
尾西食品の五目ご飯は160ml のお湯が必要なので、それを温めるにはどのくらいの時間が必要なのかを実験する必要があります。
実験
容量 1 L のやかんに水を 160 ml 入れて、中火で加熱します。
強火にすると、やかんが小さいので周りから熱が逃げていき非効率な感じがします。

この火力で、1分30秒後に水が沸騰します。(気温16℃)
これは強火ではないので、ガスボンベ一本で60分以上は燃焼しますが、仮に強火で計算すると 40 回分のアルファ米を食べることができます。中火なので、おそらく 60 食ぐらいは食べられると思います。
アルファ米を食べるならガスボンベ一本でも熱量としては十分と言えます。
では、500 ml の水を加熱するとどうなるでしょうか?
実験してみました。
同じやかんに水を 500 ml 入れて中火で加熱してみました。
その結果、沸騰するまでに約 6 分かかりました。
これは何の実験かというと、雨水などを滅菌するために要する時間を求めるためでした。
500 ml のあまり衛生的ではない水を滅菌消毒するために要する時間はおよそ 7 分。
中火で実験したので、ガスボンベ一本では少なくとも 6 L の水を滅菌できるはずです。
他に水の蓄えがあるとして、緊急的な水の滅菌・消毒という意味でも、ガスボンベ 1 本で十分でしょう。
レトルト食品の加熱・調理にはもう少し水が必要だと思われますが、合計 3 本のガスボンベがあればいいと思います。これは勿論、一人の場合です。