以前からケーナを吹いてみたいと思っていて、かなり年もとってきたのでボケ防止も兼ねて2023年からケーナを始めました。
アマゾンで販売しているとても安価なケーナと教則本を買っていろいろ独学でやってみました。
しかし、2023年の夏頃に何らかの気管支炎を患いそれ以来ほとんどケーナを手にすることはなくなりました。 気管支炎は新型コロナではなくて原因不明でしたが、かなりきつく仰向けで寝ると呼吸困難になるくらいでした。
今では症状は殆どないのですが、ケーナをもっとしっかりやるためには独学じゃなくてやはり教室に入った方がいいと考え、長岡竜介さんの教室に通い始めました。
私は何でもかんでもコンピュータに記録しているのですが、ケーナの練習時間も記録してそれをグラフ化しています。
すべてを記録していわけではありませんが、これまで 200 時間以上練習してきました。本当はもっとやってると思いますが、短いものは記録していません。
でも、せいぜい 200 時間くらいでは全然足りないわけで、おそらく短期間に 1,000 時間くらいは集中して練習しないとうまくならないような気がします。 そうであれば、1 日 3 時間ずつ練習して約 1 年間頑張ればそれなりにできてくるような気がしています。
最初はケーナを吹いても全然音が出ません。リコーダのように息を出せば音が鳴るわけではないのです。
長岡竜介さんによれば、「音の作り方」のポイントは 3 つです。
イメージとして息は上の方に出すようにします。
息を上の方に出すために下唇を少し前に出します。
ケーナのトップを少しだけ浮かすようにします。
さらに、ケーナのトップと下唇のトップが同じ高さになるようにします。
これは 2 回目のレッスンで教わったのですが、顎を引きすぎるとよくないようです。 何かの匂いを嗅ぐ時のように顔全体を前へ少し平行移動するよう指導されました。
つまり一番左のように、首を上へまっすぐするのはダメなようです。どこまで出すかは今のところ不明ですがいろいろやってみて探していこうと思います。
一番右側のポーズは、麻酔科時代に sniffing position と習いました。匂いを嗅ぐポーズですね。 こうすると、気管の軸と口腔内の軸の作る角度が直線に近づくため気管内挿管しやすくなります。
ケーナの持ち方・運指にはいろいろとあるようですが、もっとも自然なのは左手を上に持ってきて、右手を下にする持ち方だと思います。しかし逆の人もたまに見ます。
小指を常に添えている人が多いようですが、私のように指が短いとちょっときつい感じがします。
問題は、全開放の音を出すときにケーナが安定しないことです。
長岡竜介さんの方法では、ミ以上は右手の人差し指でケーナを安定化します。そうすると、右手の親指・人差し指・小指でケーナを掴むので右手だけでケーナを安定化できます。
上がるときと下がるときの運指が対象的になっていません。 なので少し混乱します。
上がるときは、
下がるときは、
これ混乱してきます。 この運動が何も考えずに素早くできるようにならないと駄目でしょうね。 でも右手人差し指を添えることによって、ケーナの動きがとても安定して少なくとも音程は安定してきたように思います。
原則として以下のようなことが言えると思います。