オリジナルの論文は以下。
炎症性腸疾患の活動性と粘膜治癒評価におけるバイオマーカーの有用性| 粘膜所見 | スコア |
|---|---|
| 正常または非活動性所見 | 0 |
| 軽症(発赤、血管透見像の減少、軽度脆弱) | 1 |
| 中等症(著明に発赤、血管透見像の消失、脆弱、びらん) | 2 |
| 重症(自然出血、潰瘍) | 3 |
カルプロテクチンは好中球の細胞質に多く含まれるカルシウム結合蛋白質で,S100A8(calgranulinA,MRP8)とS100A9(calgranulinB,MRP14)の2つの蛋白質からなる複合体である.
腸管炎症にともなう好中球の腸管腔への移行に比例して便中のカルプロテクチン濃度が上昇すると考えられている.
MES と Fcal の関連については、以下のようにかなり良好な相関を示す。
| 対象 | cutoff値 | 感度 (95% CI) | 特異度 (95% CI) |
|---|---|---|---|
| IBD全体 | 48〜280 μg/g | 0.88 (0.84–0.90) | 0.73 (0.66–0.79) |
| UC | 48〜280 μg/g | 0.88 (0.84–0.92) | 0.79 (0.68–0.87) |
| CD | 48〜272 μg/g | 0.87 (0.82–0.91) | 0.67 (0.58–0.75) |
粘膜治癒の検出能に関しては、
| 対象 | cutoff値 | 感度 | 特異度 |
|---|---|---|---|
| UC | 160〜250 μg/g | 0.54〜0.91 | 0.72〜0.85 |
| CD | 180〜253 μg/g | 0.83〜0.96 | 0.71〜0.83 |
内視鏡所見と比べてやや相関が低下するのは、内視鏡所見と組織学的所見が乖離しているせいかもしれません。