2018 年に大腸憩室出血のガイドラインが発刊され,止血法として Endoscopic Band Ligation(EBL)法が記載されました。 これは Endoscopic Band Ligation(EBL)のポイントに関する論文です。
まず、造影CTで extravasation を確認します。
その後、経口洗浄液で前処置して内視鏡を施行します。
出血源であることを強く示唆する High risk stigmata of recent hemorrhage(SRH)を有する憩室を見つけることが最も重要な一歩です。
High risk stigmata of recent hemorrhage(SRH)とは、Active Bleeding(AB)、nonbleeding visible vessel(NBVV),Adherent Clot(AC)の3つのことを指しています。
責任憩室を同定したら、少し距離をおいて鳥居状に左右に目印用のクリップをかけます。
EBL を実行します。
憩室の性状により、約 5 % 程度の症例で憩室にバンドがかかりません。 そういう時は、クリップか局注をします。
約 10 %程度に再出血が見られます。 原因はバンドのかかりが不十分だったため、バンドの脱落などがあります。
しかし、以前のようなクリッピングによる止血では再出血の可能性が高く、EBL の方が明らかに優れています。
穿孔の可能性はありますが決して多くはありません。